Webの世界では、「ランディングページ」と「ホームページ」という言葉がよく使われますが、それぞれ役割が大きく異なります。簡単に言うと、**ランディングページは「一点集中」、ホームページは「総合案内」**というイメージです。
ランディングページ（LP）とは？
ランディングページは、特定の商品やサービス、キャンペーンなどに興味を持った人が最初に訪れるように作られた、一枚完結型のWebページです。「着地ページ」とも呼ばれます。
例えるなら、街頭で配られるチラシや、テレビCMの最後に表示される連絡先に近いかもしれません。
ランディングページの主な目的
- コンバージョン（成果）の獲得：資料請求、商品の購入、サービスの申し込み、問い合わせなど、特定の行動を起こしてもらうことが最大の目的です。
- 情報伝達の効率化：一つの商品やサービスに焦点を絞り、その魅力やメリットを深く伝えることに特化しています。
ランディングページの特徴
- 縦長のレイアウト：情報をスムーズに伝えるため、縦に長く構成されていることが多いです。
- 情報が絞られている：一つの商品やサービスに関する情報に特化しており、他のページへのリンクは極力少なく、ユーザーの離脱を防ぐように設計されています。
- コンバージョンボタンの強調：「今すぐ申し込む」「無料で資料請求する」といった行動を促すボタンが目立つように配置されています。
- ターゲットが明確：特定のニーズや興味を持つユーザーに向けて作られています。
ホームページとは？
一方、ホームページは、会社やお店、団体などの情報を総合的にまとめたWebサイト全体の入り口となるページです。「家の顔」のような役割を果たします。
例えるなら、会社やお店の受付や案内所に近いかもしれません。
ホームページの主な目的
- 企業や団体の紹介：事業内容、会社概要、沿革、理念などを紹介します。
- 信頼性の向上：実績やお客様の声などを掲載し、信頼感を高めます。
- 情報発信：最新ニュース、イベント情報、製品情報など、様々な情報を発信します。
- 問い合わせ窓口：連絡先や問い合わせフォームなどを設置します。
- Webサイト全体のナビゲーション：サイト内の他のページへのリンクが豊富に用意されており、ユーザーが目的の情報を探しやすくする役割があります。
ホームページの特徴
- 複数のページで構成：トップページを中心に、様々な情報を提供する複数のページで構成されています。
- 多様な情報：企業情報、製品・サービス情報、採用情報、IR情報など、多岐にわたる情報が掲載されています。
- グローバルナビゲーション：サイト内の主要なページへのリンクが常に表示されており、ユーザーが自由にサイト内を移動できます。
- 幅広いターゲット：様々な目的を持つユーザーが訪れることを想定しています。
このように、ランディングページとホームページは、目的も役割も大きく異なります。Web戦略においては、それぞれの特性を理解し、適切に使い分けることが重要です。
もし、現在検討されているWeb施策について、どちらの形式が適しているかなど、ご不明な点がございましたら、お気軽にご質問ください。お客様の目標達成に向けて、最適なご提案をさせていただきます。
